【サイン入】白石ちえこ|鹿渡りShikawatari
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【サイン入】白石ちえこ|鹿渡りShikawatari

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写真家、白石ちえこさんのモノクロ写真集。 冬の北海道で見た、凍った湖を渡るエゾシカの群れ。数年にわたって道東で撮りためた作品は、幻想的かつ自然の力をしっかりと感じ取ることができます。隅から隅まで美しい、力強い一冊。 A4変型 273 x 225 mm 80頁 作品点数59点 上製本ハードカバー、クロス装 2020年10月5日初版 第一刷 発行 2021年1月20日初版 第二刷 発行* 編集:大田通貴 装幀:加藤勝也 印刷:株式会社サンエムカラー 刊行:蒼穹舎 ーあとがきよりー 冬の北海道、道東。 薄曇りの空と雪がぼんやりとあたりを照らし、白くほのかな光りがどこまでも大地を覆っている。 真っ青な晴天の東京から来ると、そこには眠っているような静けさがあり、一気に遠い土地に迷い込んでしまう。 静けさに包まれて耳をすます。 白い無音の大地では、遠い森の樹々の枝から、ひとかたまりの雪が落ちる音までも、聴こえてきそうだった。 真冬の大地を巡るなか、夕暮れの凍った湖をちいさく一列になって渡るエゾシカの群れに遭遇した。 群れを眺めているうち、空と森とシカが一列に連なる自然の摂理を感じ、なにか神聖なものを見てしまったようなおごそかな気持ちになった。 海辺に出ると、渡り鳥が岬の気流にのって飛んで行く。北海道の真ん中を渡るコハクチョウには、そこが数十万年前に海岸線だった記憶が刻まれていて、今も過去の鳥の地図を継承し、渡りを繰り返しているという。 道東では、今まで感じたことのない大きな自然との一体感の中で、弱い光に包まれながら、私と鹿と自然が一本の道でつながっていくのだった。 ーあとがきより