








作者は静岡県菊川市出身の、若きアニメーター大村勇貴さん。
大学の卒業制作として発表した作品が、地元の出版社から大型絵本として発行されました。
2019年卒業後、京都アニメーションで新入社員として働き、放火事件で還らぬ人となった大村さん。遺作となったこの絵本は彼が学んだ恩師がデザインし、この絵本の形になりました。
力のある絵とみずみずしい感性の絵本で、小さな子から小学生まで楽しむことができると思います。
A3版 ハードカバー32ページ
静岡新聞社(2021年5月)
(版元サイトより)
地球上に生物が誕生してから今日まで、いのちの繋がりの歴史38億年をダイナミックに描いた大型絵本。
静岡県菊川市出身で京都アニメーション社員だった大村勇貴さんが、常葉大在学中に卒業記念として創作した作品を書籍化。
大海原で芽生えた小さな生命体が、魚や爬虫類、両生類へと進化する。圧巻は恐竜をはじめとする大型動物が大地を闊歩した時代。ユーモラスな仕草や表情に、思わず笑みがこぼれる。
文字は年齢・国籍に関係なく、多くの人に楽しんでほしいという作者の願いから、「ごぽごぽ」「ヌヌヌー」「ドシンドシン」「おぎゃあぁぁ」などオノマトペ(擬音語、擬態語)のみ。カラフルで躍動感のあるイラストが迫力満点で、驚きに満ちた展開に、子どもたちが夢中になること請け合い。読み聞かせにもぴったりだ。