





「だるまちゃん」シリーズや「カラスのパンやさん」などで知られる絵本作家かこさとしさんが、18歳の時の戦下の実体験を描いた絵本です。
倉庫に眠っていた原稿が発見され、構想から50年以上の月日を経て出版されました。
かこさんが「憎んでいた」戦争を、美しい秋の光景とともに描きます。
ハードカバー
フルカラー40ページ
260*217mm
講談社(2021年)
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1953年に文、1957年に絵を描き紙芝居として制作。
その後およそ30年かけ、1982年絵本として出版しようと出版社に相談するも、かないませんでした。以来、埋もれていた作品が2021年、かこが望んだ絵本の形で出版されたのがこの本です。かこが18歳の時に遭遇した壮絶な戦争体験を「私」という一人称で語っています。
美しい風景、恐ろしい光景が繰り広げられる絵と素直な言葉が胸に響きます。
(作家公式サイトより)