※先着でサイン本をお届けします。
もはや新宿の代名詞ともいえる小さな飲食店『ビア&カフェ ベルク』の月刊フリーペーパーから選び出した記事や警句が一堂に会する一冊。
タイトル : 底にタッチするまでが私の時間 よりぬきベルク通信 1号から150号まで
編:木村衣有子
装丁:木村敦子(盛岡の街雑誌『てくり』/kids)
版元:木村半次郎商店
仕様:四六判/136ページ(うちカラーグラビア8ページ)
ー版元よりー
「ベルク通信」の発行がはじまったのは1994年の5月。第1号の「店長よりご挨拶」と題したコラムの中には、こんな言葉が見つかる。
「妙な言い方になりますが、読者となられるお客様に、少しでもつけいる隙を差し上げたい」するとこの一冊も、隙の産物ともいえる。1号から150号まで、それは1994年から2006年までの記録でもある。そのあいだの出来事はもはや昔話といえるのではという感もなきにしもあらず、とはいえ「ベルク通信」の中からはきっと普遍的な価値観を映した文章を数多見つけ出せるはずだと思った、私の予想ははたして裏切られなかった。(まえがきより)
目次:
・よりぬきベルク通信(いらっしゃいませ/お客/コーヒー/味/ここで働く/ビール/無駄なものを削れば必要なものを守ることには、ならない/誰かの記憶と結びつかなければ始まらないとすら私は思うのです)
・グラビア「近頃のベルク」
・エッセイ「サイレントベルク2021春」「ベルクに行けばなんとかなる」木村衣有子
・編集後記「駆け出しベルク通信、今日に至る 愛染恭介(「ベルク通信」編集長)」