「だつお」名義でも知られるアーティスト・青柳菜摘による二冊目の詩集。おさめられた37篇の詩は、一篇ごとに異なる体裁の組版をほどこされている。
「まったく新しい「時間」の取扱いかたをしている。セミや蝶などの虫の視点から生きものの成長(育ち方)を見る。同時に成長すると見えなくなる成長の過程を、また人間存在そのものを見直そうとしている。本文を読み進めるうちに、見つめている人間がどこにいるかわからなくなる、距離感の無くなる面白さがあって、詩集の中に閉じ込められるような、言葉の迷路の快感に誘われる」と第28回中原中也賞選考経過で評され、受賞した。
造本設計、装幀:柳川智之
編集:和田信太郎
青柳菜摘『そだつのをやめる』thoasa(2023年第2刷)【サイン入】
19.5×21cm
ドイツ装(無線綴じ)、118ページ