イラストレーター・カヤヒロヤ(コニコ)の文字と絵の本。
ページをめくるごと、消えていったものたちを数え上げていく...
増えていくのに失われたような、無くなったのに積み上げられていくような、不思議で、どこかしんとした気持ちになる作品集です。
片ページにテキスト、片ページに絵が配置された構成。
ストンとあるべき場所に、絵とテキストが共存する完成度の高い絵本でもあります。
「消えかかっていた記憶のかたち、置物や風景、乗り物、いろんなぼくの思い出はここにはなくて、夜の記憶と一緒に小さな四角い空間へ集まってくる。」(作家のインスタグラムより)
カヤヒロヤ『ぼくのなかからきえていったものたち』(2024)
210 x 148mm
中綴じ、32ページ、モノクロ
初版100部