韓国のとある建築家による、りんごと旬の果物の「建築」写真集。
健康にいいから毎日食べなさいと言われる果物、りんごだけれど、ただカットして口に運ぶだけではつまらない。そこで筆者は「朝りんごプロジェクト」と称し、果物皿に毎日ちがう形で盛り付け写真に記録することにした。このプロジェクトは2020年5月18日にスタートし、現在まで着実に続いている。
この本には2021年6月10日から2023年9月23日までに撮影した写真から抜粋して時間順に掲載。手のひらほどの大きさのかわいい写真集だが、279ページというボリューム。
なお映画「子猫をお願い」の演出も手がけたチョン・ジェウン監督が、「りんごの建築家」にインタビューしたテキストも掲載。
一体なぜ、りんごを「削る」のか、どうしてこのプロジェクトを始めたのか、どんなリンゴが一番好きでどんな道具を使うのかなど、ページをめくるごとに感じざるを得ない疑問を、優しい対話の形式でひもといてくれる。(韓国語文のみ)
みんな何かの繰り返しで生きている。ご飯を食べて、皿洗いをして、お茶を飲んで、散歩をして... そんな人生にインスピレーションを感じられないとき、繰り返しにうんざりして無意味だと思ってしまうとき。ぜひこの本を開いてみてください。
「りんごの建築」に込められたささやかなユーモア、記録する楽しさをのぞき見ていると、また再び自分自身の「繰り返し」を大切に思うことができるだろう。日々、自分だけの小さな実践を重ねる人たちへ、あたたかいエールとともにプレゼントするのにも最適。
著者:キム・ジェギ(りんごの建築家)
写真:イム・ユチョン
108 x 148 mm
並製、280ページ